●歯科のレントゲンについて●
こんにちは。
まずポルトガル代表さん、EURO2016優勝おめでとうございます。
例の如く寝不足と戦いながら観戦しておりまして、ドイツか地元のフランスが優勝かな、と思ってたのですが、まさかまさかのポルトガルでしたね。うまくグリーズマンを消していましたし、終始ポルトガルペースでしたし、今思えば妥当な結果だったのかなと考えつつ、良い意味で裏切られたというか、何が起こるかわからないからサッカーが好きだなと改めて思いました。
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今日はレントゲン写真のお話を少しさせて頂こうと思います。
歯科の定期検診にいくと「レントゲンを撮りましょう」と言われた経験があると思います。
どこも痛くないし、歯のクリーニングをしたいだけなのに何故レントゲンを撮るの?と疑問に思われた事もあると思います。きっと「被ばく量」も気になっているのではないでしょうか。
☆まずレントゲンを撮る理由についてお話致します。
歯科の病気は目視しただけでは診断できないことがあります。
歯ぐきや顎の骨の下等の目に見えないところで病気が進行していることが多く、症状がなければご本人も虫歯や歯周病に気づかないことがほとんどです。そんな目に見えないところでじわじわと進行している病気を、レントゲン写真を撮る事で早期発見、早期治療が可能になります。
症状が出る前に治してしまえば、歯が痛くて辛い思いをすることもありません。
★つづいて被爆量について。
レントゲン撮影をする時に「一体どれくらいの被爆料なのか」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。人体に影響のあるレベルなのか、という点に関しましては様々な研究のデータが存在しています。
歯科のレントゲン撮影をして何かしらの影響が人体に起きるかと言われれば、歯科のレントゲン撮影における線量は非常に微量の為、その確率は非常に低いものです。ただし、可能性はゼロではありません。
これだけでは不安に感じる方もいらっしゃるかとおもいますので、「歯科のレントゲンの線量」が、わたしたちが生きている中で一年間に受ける「自然放射量」の何日分にあたるのか、また、医科用のレントゲンやその他の放射線の線量と比べてどのくらいの量なのか、をまとめた表を作ってみました。↓
上の資料から、普通に生活する中で受ける自然放射線量と比較したり、日常生活のリスクレベルから考えて、歯科のレントゲンの線量は非常に微量で、心配する量ではないことがお分かり頂けると思います。こうして考えるとレントゲン撮影時に少し安心して頂けるのではないでしょうか。
日常生活においても、電車に乗った時、車に乗った時等、事故や何かしらのリスクというものが少なからずついて回ります。歯科のレントゲンにおけるリスクも、お口の健康の為のリスクと捉えて頂けると幸いです。
歯科の治療には目視できない細部を映し出すレントゲン写真が不可欠です。
歯と歯の間の見えない虫歯や、歯ぐきの下についた歯石なんかも映し出す事が可能です!
レントゲンを撮り、虫歯や歯周病の進行具合を把握し、早期発見、早期治療すれば、それがご自身のお口の中を守る事に繋がります。また、治療後の経過観察にも役立ちます。
レントゲン撮影にご理解、ご協力をお願い致します。