インプラントの骨造成|長岡歯科ブログ

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インプラントの骨造成

こんにちは。

満開の桜も春の嵐で大分散ってしまいましたね…。入学式や新生活が始まり疲れも出ると思いますが、体調管理にお気をつけください🥰

 

さて、本日はインプラントにおいての『骨造成』について書きたいと思います。

 

インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の歯根となるネジを埋め込み、骨と結合させ、その上に歯の形をしたパーツを組み立てて人工的に歯を作っていく治療方法です。

 

 

骨と結合させるわけなので、骨がないとインプラントを支えられず治療は難しくなります。

 

 

歯を失う理由は様々ですが、既に大きく骨が溶けて無くなっていて抜歯になる場合も少なくありません。

 

 

骨がない場合にインプラントをするためにはインプラントを埋め込む前に骨補填材を欠損部に入れて骨を人工的に作る『骨造成』という治療を行います。

 

 

当院では2種類の骨補填材を使用しています。

 

一つは、人工的に作られたもの。

炭酸アパタイトを主成分とし、生体骨を模倣して作られたものです。

 

もう一つは、人の骨を利用したもの。

人の骨を凍結脱灰乾燥させているもので、アメリカでは認可されていますが日本では認可は下りていないため、使用する際には使用承諾書にらサインをいただいております。

 

 

骨造成の治療にはいくつか種類があり患者様の状況に応じて変わります。

 

①ソケットプリザベーション

 

これは、歯を抜歯する時と同時に抜いた部分に骨補填材を入れてメンブレンという膜で覆い、骨の再生を待つものです。インプラントをする予定を決めている場合は、この処置をすることで抜歯➕骨造成を一度に出来るので、インプラントを埋入するまでの期間を短くする事が出来ます。

 

②GBR

 

既に欠損している場合に、骨の再生をさせたい部分に骨補填材を入れてメンブレンで覆い、骨の再生を行う処置。

 

③ソケットリフト、サイナスリフト

 

上顎奥歯の上には上顎洞という空洞があり、歯が抜けると骨が痩せやくなり薄い場合があります。その場合に上顎洞の膜を押し上げて空洞を作り、そこに骨補填材を入れる方法です。

 

ソケットリフトの場合は、膜までの骨の厚みが5ミリ以上ある場合に、インプラントを埋入する方向からアプローチします。

 

サイナスリフトは、膜までの厚みが5ミリ以下の場合や多くの歯を失っている場合で、上顎臼歯根尖部からアプローチします。

 

骨造成を行って、骨が定着しインプラント埋入出来るまで4ヶ月以上待つ必要があり、更にレントゲンで精査し判断していきます。

 

当院では、これまでに多くの患者様のインプラント手術をさせていただきました。これまでの経験を元にご相談も随時受け付けております。

難しいと言われた方もぜひご相談ください😌

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