口臭の基礎知識 原因|長岡歯科ブログ

長岡歯科ブログ Blog

口臭の基礎知識 原因


p_31.jpeg

 

まず口臭には大きく5つに分けられます。

1.生理的口臭

起床時口臭 空腹時口臭 緊張時口臭 口呼吸に伴う口臭

唾液の分泌が減少して、口腔内に細菌が繁殖することで口臭の元となる、揮発性硫黄化合物(VSC)が多く作られることで発生する口臭です。

ただし、歯みがきによって揮発性硫黄化合物(VSC)が減少しますし、食事や水分をとることで唾液量が増加するので、この口臭は一時的なものとなります。

2.嗜好や飲食による口臭

→ 臭いの強いニンニクやニラなどが含まれる料理を食べた後や、タバコやお酒による口臭も一時的なものとなり、時間と共に消えていきます。

これらのニオイは、口臭予防効果のある洗口液でうがいをするなどのケアをして、時間が経過すれば軽減する一時的なものです。ただし、日常的に喫煙している場合は、洗口液などでうがいをしても消えない場合があります。ニオイが気になる場合は、たばこを控えましょう。

3.病的口臭

→ 歯周病・虫歯・歯垢・義歯の清掃不足などによって、口の中に細菌が繁殖することで嫌な臭いを発します。

歯周病や虫歯も細菌によって引き起こされるトラブルなので、虫歯付近には細菌が繁殖します。

また、義歯の清掃が不十分だった場合、嫌な臭いが強く発生します。

舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の表面にコケ状の細菌の固まりが付くケースもあり、これらはセルフケアや歯科クリニックでケアが必要です。

4.ストレスによる口臭

→ 生理的口臭にも繋がりますが、ストレスによって唾液量が減ることで口臭が発生するものです。

その都度に水を飲むと口臭をおさえることができるのでおすすめです。

5.心理的口臭

→ 自分自身が強い口臭があると思い込んでいるケースです。この心理的口臭は、実際には他人は口臭を感じていないケースも多く、思い込みによるものがほとんどです。

 

 

そして、口臭の約80%以上は口の中が原因といわれています。

 

歯周病や虫歯から発生する口臭は、歯周病の原因となる菌が分解する過程で硫化水素やメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物(ガス)が生成され、口臭が発生します。

メチルメルカプタンのような強力なガスは、ブレスケアのようなもので改善することは難しいです。

また、メチルメルカプタンは感知されるニオイの中でも強く、腐った玉ねぎのようなニオイと言われることほどです。

根本的な原因となっている歯周病や虫歯を治さなければ、その副次的な症状である口臭の発生を抑制することができないのです。

 

 

歯ブラシで歯茎から血が出たり、歯茎が腫れぼったいような感じ、歯のざらつきが取れなかったり、なんとなく粘り気を感じる、、、

そういったときはぜひ歯科医院でのクリーニングをおすすめします!!

 

Doctors File 東京ドクターズ interview 唾液検査装置SillHa