舌が白い お手入れ|長岡歯科ブログ

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舌が白い お手入れ

 

 

朝起きた時、舌が普段より白くなってる経験ありませんか?

 

その白い正体は舌苔(ぜったい)と呼ばれるもので、舌苔とは、口内の細菌や唾液、食べ物の残りなどが舌の表面に付着し、白い苔状のものを言います。

朝の白い舌は普通の現象であり、多くの人が経験しています!

 

一晩寝る間に唾液の分泌が減少し、舌の表面が乾燥するとともに、

唾液のもつ、口内の細菌や食べ物のかすを洗い流す働きが必然的に低下するため、舌細菌が繁殖し、舌苔の発生が促進されるからです。

 

起床時だけでなく、私たちの舌は普段からある程度は白くなっていますが、それは舌表面は味や温度を察知するようなぽこぽこざらざらした突起物で覆われてるためなので正常ですが、

逆に全く舌苔が見られない舌は、その突起物の萎縮やなにかしらの疾患も考えられます。

 

しかし、舌は毎日ご自身でチェックしやすい体調のバロメータの一つでもあるので、気づいた時にチェックしてあげるのは大切です!

 

舌が普段より白くなっている原因として考えられるのは

 

  • ☑️抗生物質を長期服用している
  • ☑️全身の疾患がある
  • ☑️食後や寝る前の歯磨きを怠る
  • ☑️歯周病菌の増加
  • ☑️口で呼吸したり口を開けていることが多い
  • ☑️過度なストレスが続く
  • ☑️会話が多い
  • ☑️舌の運動が活発でない

が挙げられます。

 

大事なのはお口の中を清潔に保つこと、唾液で満たしてあげること、が基本になってくるかと思います。

 

 

そこで、舌のお手入れ方法をご紹介します。

 

舌苔は舌の中央から後方にかけての奥の部分につきやすく、多くの場合、舌の後方部からつきはじめ、時間が経つにつれて奥から前のほうに増えてくると考えられています。

 

まず大事なのは、舌は傷つきやすいため、過度なケアは逆効果です!

11回にとどめましょう。

 

舌を傷つけず、効率よく舌苔を取り除くには、舌ブラシ(またはやわらかい歯ブラシ)を使用することが効果的です。

 

奥から前方へ3回程度軽い力でかき出します。やさしく奥から前へ舌苔を除去します。

 

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初めて行う場合は、1ヵ所につき23回程度にしましょう。

 

 

そして、お口の中の細菌を減らす目的で定期的な歯科でのメンテナンス、クリーニングも大切になってきます!

 

なかなかご自身では取りきれない汚れ、そこに付着して増殖する細菌は放っておくと、体の抵抗力が低下した時に全身にも影響を与えかねません。

 

今回は舌が白い現象についてのお手入れ方法をまとめましたが、

あれ普段より白いな?なんか違和感あるな?と思う場合は全身疾患との関与も疑わられるため、早めに診てもらうことをお勧めします。

 

 

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