電動歯ブラシ 選び方 使い方
電動歯ブラシと手動の歯ブラシ、使い分けや購入のお悩みを持たれてる方も多いかと思います!
電動歯ブラシは大きく分けて
「回転式」「振動式」「音波式」「超音波式」
の4種類あります。
①回転式は、丸い形をしたブラシを回転させて歯を磨くタイプの電動歯ブラシです。
ほかの種類よりもパワフルに磨けるため、歯垢を除去する力に優れています。
ただし、歯や歯茎にかかる負担が大きいので、歯をやさしく磨きたい方には向きません。
②振動式は、振動させたブラシで歯を磨く電動歯ブラシです。
回転式と比べると歯垢除去力に劣りますが、刺激が弱いためやさしく歯を磨くことができます。
③音波式は、音波でブラシを振動させて歯を磨く電動歯ブラシです。
200~300Hz(ヘルツ)の音波振動で、細かい泡や水流を発生させることで、ブラシの毛先が接しにくい歯の隙間にある歯垢まで除去します。
④超音波式は、音波式よりも細かい160~200万Hz(ヘルツ)の振動で歯を磨ける電動歯ブラシです。
歯垢の除去はもちろん、虫歯の原因といわれているバイオフィルムも除去できます。
歯周病予防用に電動歯ブラシを使いたい方におすすめです。
しかし、振動が弱いため、通常の歯磨きと同じようにブラシを左右に動かして磨く必要があります。
それぞれメリットデメリットがあるので
重視したいところを考えて選ぶ必要があります。
【電動歯ブラシの正しい使い方】
持ち方は基本的にパームグリップ(手のひら全体で電動歯ブラシの柄の部分を握る)が最適とされています。
磨き方ですが、細かく上下左右に動かす必要はないので、基本的には磨きた部位に毛先を当てスライドさせていくようなイメージで、各部位30秒ずつを目安に当てながら磨くといいかとおもいます。
歯の表面のような平らな部位では、毛先を垂直に当てるのが基本です。この時、歯面に押し込み過ぎないように注意しましょう。
噛み合わせの噛む面も同じように、垂直に当てますが、プラスアルファとして、溝の凹凸を意識しながら当てるようにしましょう。
歯と歯茎の境目は、毛先を45度に傾けて磨きましょう。これは手磨きでも同じ当て方になります。
前歯の裏側は、ヘッドを縦にして使用しましょう。毛先は歯面に対して垂直に当てます。
電動歯ブラシは、何もつけずとも効率的にブラッシングできるため、基本的に歯磨き粉は不要といえます。
メーカーによっては歯磨き粉の使用を推奨している場合もあったり、歯磨き粉に含まれる有効成分を活用したいという方は、
使用料は「米粒大から小指の爪程度」
研磨剤と発泡剤が含まれていないもの、
細かい振動が加わっても飛び散りにくい「ジェルタイプ」のもの
がおすすめです。
電動歯ブラシのヘッドは、3~4ヶ月ごとに交換するのが一般的とされています。
3~4ヶ月経っていなくても、毛先が広がってしまっている場合はすぐに交換しましょう。状態の悪いヘッドを使用すると、ブラッシングの効果が大きく減少します。
ただし、あまりにも短期間で毛先が広がってしまう場合は、ブラッシング圧が強すぎる可能性があるため当て方を見直してみてください。
【参考までに、、、】
電動歯ブラシが向いてる人
- 短時間で効率的に磨きたい人
- 力加減が難しく、歯茎を傷つけやすい人
- 手の動きが制限される人
- 歯垢除去効果を高めたい人
手磨きが向いてる人
- 歯並びに合わせて細かく磨きたい人
- 自分でブラッシングの力を調整できる人
- 歯茎が敏感で強い振動が苦手な人
- コストを抑えたい人
上記踏まえ、その他気になることがあれば、
来院された際お気軽にご相談ください。
用賀 長岡歯科